Gibson 1960s J-45

大人気のギブソンアコースティックギター定番モデルを復刻”Gibson 1960s J-45”。

【コラム】ギターを賢くお得に売るための中古マージン率という考え方

2018/12月調べ

特徴

概要

ギブソンアコースティックギターの代表モデルであるJ-45。

Gibson J-45はラウンドショルダータイプ（なで肩ボディ）のジャンボ・シリーズの中核モデルとして誕生した。その歴史はとても古く1942年にまで遡る。

当初ギブソンの”シンプルでスタイリッシュなアコースティックギター”を作るというコンセプトのもと製作され、まさにどんなアコースティックプレイヤーにもマッチする名器が完成したのであった。

長い歴史の間に各マテリアルの材質、ピックガード形状、ネック形状、ブリッジなど様々なスペックチェンジがなされてはいるが、誕生当初の”シンプルでスタイリッシュなアコースティックギター”のコンセプトは現在でも変わらずに脈々と引き継がれている。

Gibson 1960s J-45

50年代〜60年代のJ-45スペックに着目し、その当時のスタイルを踏襲したモデルとなっている。

カラーはTri-Burstモデル、Cherry-Burstモデル、そして人気のギブソンロゴ入りの白いピックガード仕様のEbony-Blackモデルがラインナップされた。

この時期の大きな特徴といえば、厚みのあるラージピックガード、2-Ring仕様のサウンドホール、クルーソン製3連ペグ、アジャスタブルブリッジなどが挙げられるだろう。

アジャスタブルブリッジ

アジャスタブルブリッジとはサドルの両脇のネジにより弦高調整を容易に行えるブリッジを指す。

アコースティックギターの通常のサドルでは弦高調整をする際にサドルを削って調整をするの一般的だが、繊細な技術と道具を必要とするためプレイヤー自身が行うにはハードルの高い行為であった。そこで当時のギブソンはマイナスドライバーで容易に調整が行えるアジャスタブルブリッジを開発したのである。

アジャスタブルブリッジは良くも悪くもサウンドにも大きな影響を与える。その構造上ブリッジ部に金属ネジと金属プレートを使用するため硬質でジャキッとしたアタック感が強く、生鳴りも若干抑えられた個性的なサウンドとなるのだ。現在ではギブソンサウンドとして定着しているが、当時この個性的なサウンドがプレイヤーによっては敬遠されたため通常仕様と選択可能なオプション仕様としてラインナップされていた。それに習い1960s J-45モデルではノンアジャスタブルブリッジタイプも用意されている。

相場
"Gibson 1960s J-45"

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2018/12月調べ

市場動向

ギブソンアコースティックギターの大定番J-45の復刻モデルということもあり、新品中古ともにモノは充実している。

新品市場では2018/12月現在¥192,592(税抜)〜¥340,740(税抜)で推移しており、2016モデルも見受けられた。価格帯は広く特価品なども出ているため気になる方は各マーケットプレイスをチェックしてみてほしい。

中古市場でも多く出回っており手に入れるチャンスは十分にありそうだ。価格帯は¥152,000(税抜)〜 ¥267,592(税抜)と年式や状態により大きく差があることがわかる。近年モデルで状態の良い個体では新品特価よりも高く値付けされており購入をお考えの方は吟味する余地がある。アコースティックギターは非常にナイーブな楽器と言えるので中古でお探しの方は特に注意が必要だろう。

各社の買取価格リストは概ね¥100,000〜¥130,000程度を上限に設定していた。ここでも例に漏れず状態により大きく上下すると思われるので今後売却をお考えの方は取り扱いなど十分に考慮する必要がありそうだ。

2018/12月調べ

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